バイオ燃料の未来

「この車、バイオ燃料なんだよ」などというセリフ、一度は言ってみたいですよね。口に出すとかなり近未来的でかっこいい印象を個人的には持つバイオ燃料ですが、実際のところバイオ燃料とは一体何なのでしょうか?実は、首都圏では、すでに2007年4月からバイオ燃料の試験販売が始まっているのです。ご存知でしたか?ガソリンスタンドで通常のガソリンとバイオ燃料を混ぜて販売され、すでに自動車の燃料としてのポジションを確立し始めているのです。

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さて、バイオ燃料とはその名の通り、生物を資源として作られた燃料のことです。実際はガソリンの原料となる石油などの化石燃料も、何億年も昔の生物が地中で圧縮され化石になったもの利用しているため、ある意味ではバイオ燃料と言えないことをありません。しかし、これらの化石燃料が生成するのに何億年という途方もない単位で時間がかかるのに比べて、バイオ燃料はかなりの短時間で生成できる点に大きなメリットがある。その原料となる代表的のものとしては、サトウキビやトウモロコシ、木材、イネ、または家畜の糞尿からでも生成可能なのです。これらから取り出された成分を発酵させるとエチルアルコールとなり、燃料になるのです。

また、主に植物をその原料としていることから、作られたバイオ燃料を燃焼することで発生した二酸化炭素は、以前にその植物が栽培されていた間に吸収した二酸化炭素と同等と捉え、結果的には二酸化炭素量は増加しないという、いわゆるカーボンニュートラルの考えが提言されているため、世界各国で温室効果ガスの削減手段としてバイオ燃料の導入を検討しているのです。

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また現在、人手不足などで農業という産業に危機が訪れていますが、バイオ燃料の普及が進めばそのための植物の栽培という新たな需要が生まれ、農業が活気づくという目論見も含んでいます。ただ、現状でバイオ燃料に変換しやすい植物は、トウモロコシやサトウキビなど一部です。日本で考えると、サトウキビが取れる地域は沖縄などごく一部に限られ、自国での生産は気候的にかなり無理があります。環境にやさしい燃料とは言え、他国から輸入するはめになっては意味がありません。日本も含め、各国がバイオ燃料を十分活用できる仕組みづくりが先決だと言えますね。